2012年6月27日水曜日

2012年7月の俳句

汗ばみて家裁のベッドに赤子寝る
 
 家庭裁判所の待合室にはベッドがあります。離婚事件などで出頭した母親が赤ちゃんを寝かせるためです。時々,このベッドにかわいい赤ちゃんが寝ているのを見ます。きっと,離婚事件なのでしょう。母親は不安そうにうつむいて椅子に腰掛けています。すやすやと寝ている赤ちゃんもうっすらと汗ばんでいます。この子にはこれからどんな運命が待っているのでしょう。幸いを願わないではいられません。
 

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